漫画「先生の白い嘘」最終回あらすじとキャラクター考察!早藤の最後と過去から見る人格考察、ミサカナ、美奈子の性格考察(ネタバレ注意)

漫画「先生の白い嘘」最終回あらすじとキャラクター考察!早藤の最後と過去から見る人格考察、ミサカナ、美奈子の性格考察(ネタバレ注意)

2013~2017年に「月刊モーニング・ツー」にて連載された大人気漫画「先生の白い嘘」

男女ともに性に対してかなり踏み込んだ作品になっていますが、この作品に登場するキャラクター達のどんな事を考えて設定されているのか?

過去エピソードから掘り下げて考察していきたいと思います。

初版発行日‎‎‎‎2014年2月21日発売
作者作者:鳥飼茜
巻数全8巻(コミックス)
ジャンルサスペンス
Wikipedia先生の白い嘘のWikipedia
記事公開後も情報の更新に努めていますが、最新の情報とは異なる場合があります。(更新日は記事上部に表示しています)

考察を行う上でネタバレを含む場合があります。
まだ「先生の白い嘘」を見ていない方は最初に「先生の白い嘘」を読んで下さい。

先生の白い嘘のあらすじ

人間を2つに分けたとして必ず「どちらかが少しだけ取り分が多い」

その中で「私はいつも少し取り分の少ない方にいる」と感じている女性高校教師の原美鈴

美鈴は違和感を抱えながらもいつも曖昧な苦笑いで過ごしてきました。

美鈴の受け持つクラスでは思春期の生徒たちが、それぞれの性に向き合い、異性とのコミュニケーションを展開する中、美鈴も親友の婚約者と不適切な関係になっていた。

美鈴の人生、生徒たちの人生
白でもなく黒でもない、等身大の人間の性を描くヒューマンドラマ

各巻ごとのあらすじは以下にて紹介しています。

「先生の白い嘘」最終回のあらすじ

美鈴は新妻と恋愛関係にあったことを終業式で生徒にカミングアウトします。

自分と新妻は自分の体を他人に無理矢理奪われた事、自分以外の体を求める事は罪だと思っていた事、自分以外の人間の心を信じる事が難しいがとても大切である事、などを話した後で新妻は美鈴にキスをします。

一方、今まで行ってきた女性への非道を美鈴によって気付かされた早藤は自宅で首吊り自殺を行いますが、美奈子によって助けられますが、今まで行った悪行を「最悪な男として、最悪な人生を生きろ」と指摘され警察へと自首します。

美鈴は不祥事により学校を退職、保健医を目指して勉強をしていく中、早藤が問われている罪に対して警察に協力する事を告げます。

一方、進級した早藤は頭を丸坊主にしながらも美鈴への想いを忘れてはいませんでした。

< ここから最終回となります >

警察からの事情聴取を受ける美鈴に対して、警察は「なぜ友人の美奈子に対して、自らがされた出来事を話さなかったのか」と問われます。

美鈴は「自分は他人に侵害されない」という当たり前の前提を粉々にされてしまったと回答し、レイプされた時の自らの状態や気持ちを赤裸々に語り、事情聴取をしている警察官に対して「昔から当たり前にそこここにあったものを一つ一つ拾いあげて確かめるみたいに今は生きています」と答えます。

警察での事情聴取を終えた美鈴は後日、保健医の教育実習生として中学校へと行きます。

茶化す男子学生の下ネタ質問に対しても堂々と真摯に答える美鈴、新しい道に向けて堂々と歩んでいる姿が描かれます。

そして自宅に帰ると植木屋として新妻が美鈴の家の庭の手入れをしていました。

学校を辞めた美鈴は久々に新妻を顔を合わせて、髪型のことや祖父の事などたわいもない話をしています。

そんな中、新妻が「先生、この前の続きがしたいです」と言い出します。

それに対して「いいよ」という美鈴は続けて、「でも、この前の続きって…、いつのどこからする?」と聞きます。

「じゃあ、最初から」と言って美鈴にキスをする新妻を描いて「先生の白い噓」は終了となります。

早藤の過去と最後から見る考察

「先生の白い嘘」には様々な訳ありキャラクターが出てきますが、その中でも最も強烈なインパクトを残したキャラクターが早藤です。

第1話では最初は美奈子のフィアンセとして登場しますが、ストーリーが進んでいく中で早藤の非道な過去、残忍な正体が明らかになっていきます。

早藤というキャラクターの変遷を書きながら、深掘りしていこうと思います。

早藤の変遷
①美奈子の彼氏として美鈴と会うも、美奈子に外出をさせた時に美鈴をレイプ。その後も美奈子に身体の関係を強要させ陰部の写真を撮るなど性的虐待を続ける
②合コンで出会った女性(玲菜)に対してトイレに連れ込んでレイプ。その後、女性は早藤に惚れるようになり都合のいい女性として付き合う(処女が好きである事が友人より告げられる)
③美鈴と性行為を行う際に髪が切れるくらいに押さえつけて乱暴に扱う
④玲菜への悪事を告発しようとする綾香に対して性暴行を加える寸前まで追い込み口封じをする
⑤美奈子との子供が出来た事に吐き気をもよおす程に嫌悪感を感じる
⑥性暴力されたにも関わらず、拒否をせず自分に従う女に嫌悪感を感じる
⑦全員を要らない人間だと思い、他人が自身の価値を上げる事に苛立つ
⑧早藤の父親は母親にDVを行っており、母親に対してなぜ「やめて」と言わないのかを聞く。自分が「怒ろうか」と尋ねると母親に「やめて、お母さんが悪いのよ」と言われる。
⑨美鈴に反抗された事から暴力を振るい、美鈴の顔をボコボコにする。その後、自分がした事の悪夢を見続ける。
⑩悪夢を見続けた後に首吊り自殺を行う。結果は美奈子に救われるが、罪の意識を清算するために自首して刑務所生活を送る

こんな人ってホントにいるの?と思う位のクズっぷりです。

早藤が鬼畜という点もあるのですが、美鈴や玲菜がなぜか早藤に従っている点など、アラフィフ親父である私にはイマイチ理解できませんでした。

暴力が怖くて、反論・反抗出来ないという事はあるのかもしれませんが、レイプを機に恋をしたり、体が相手色に染まってしまう事なんてあるんでしょうか…

という疑問を持ちながら早藤について考えてみると、子供の頃から父親が母親に暴力を受ける姿を目の当たりにし、さらに母親が何も反抗せずに自分が悪かったと言っていた事から、女性=下僕のような価値観が芽生えたという人物ですよね。

この女性卑下の感情、価値観が増長していき、最終的には7番で挙げたような「全員を要らない人間だと思い、他人が自身の価値を上げる事に苛立つ」というところまで行きついてしまいます。

同じような環境で育った人はたくさんいると思いますし、父親がDVを行っている家庭では子供もDVを行う可能性が高くなるという話は聞いたことがありますが、早藤の場合は狂気が増幅されていますよね。

エリートほどDVやモラハラを行う確率は高いという話も聞いたことがありますが、早藤自体が優秀であったこと(会社において出来る人間であるという描写あり)、父親からの性格の遺伝も手伝ってしまったのかもしれません。

私の近くにはここまで酷い男はいないので、実際に早藤のような人間がいるかどうかは分かりませんが、実際にこんな男がいるのであれば、女性には勇気をもって警察などに訴えてほしいなと願うばかりです。

各巻ごとのあらすじは以下にて紹介しています。

美奈子の過去と最後から見る考察

作中の裏主人公である早藤のフィアンセとして登場する美奈子。

個人的には美鈴や新妻よりもインパクトを残してくれたキャラクターです。

美奈子というキャラクターの変遷を書きながら、深掘りしていこうと思います。

美奈子の変遷
①過去にヒエラルキー上位の友人関係(小野寺グループ)に属していたが、周りの友人に対してコンプレックスを抱くことになり、格下でマウントをとれる美鈴と付き合うようになる(小野寺ゆいの彼氏と付き合ったと虚言を吐く)
②早藤と婚約し、必死に尽くすものの早藤からはセックスを断られ寂しい思いをするが、美鈴には体の関係が盛んである事をアピールする(自信の無さの現れからくる虚言癖?)
③美鈴は美奈子に対して「虚言、威嚇、不安からくる媚態、人を自分より上か下かでしか扱えない了見」と評され、早藤と関係を持つことになった美鈴に美奈子の姿を面白がられる
④早藤が他人への強姦が未遂に終わった事で体を求められ妊娠。その事を心底喜び美鈴に報告
⑤美鈴に「自分の幸せのためなら他人の少しの不幸も厭わない傲慢さ」を持っていると評される
⑥早藤への想いを募らせる玲菜によって階段から突き落とされそうになるが、罪を不問にして、早藤の罪も含めて生きていこうとする。
⑦妊娠を機に母親として生きていく事を決意
⑧早藤が首吊り自殺を助けたが「最悪な男として、最悪な人生を生きろ」と告げる
⑨刑務所にいる早藤に面会に行き、早藤を待つことを告げる

美奈子に対して私が思ったことは「作品の中で唯一リアルな女性っぽいな」という点

私の周りを見渡しても、女性は見栄を張りたい人が多いなと思いますし、周りと比較して自分の位置を確認する人が多いような気がします。

もともと女性にそういった性質があるのか、自分との対話を行わない人が多いからそうなってしまうのか、果てまた双方の影響があるのか…

理由は分かりませんが、他人とのマウント合戦に参加をして、そこにだけ自らの存在意義を見出しているからこそ美鈴に「虚言、威嚇、不安からくる媚態、人を自分より上か下かでしか扱えない了見」と一蹴されている訳です。

闇金ウシジマくんでは牛島が『アホ女の基本は、見栄っ張りだよな』という名言を残していますが、まさにど真ん中という感じの人生を送っていました。

しかし、早藤と結婚して、子供を身籠ってからは人が変わったかのように芯の強さを手に入れていきます。

見栄を張る事にしか価値を見出してなかった女性が、最後は自分の幸せや人生について向き合っていく

その姿は感動すると同時に戦慄が走りました。

ここでは美奈子が自殺しようとした早藤に言った言葉を紹介したいと思います。
この言葉は作中でナンバーワンのインパクトを与えているので全文載せてみました。

知ってるよ。アンタが生きてる価値ないなんて、そんなのとっくの昔から知ってるよ。

アンタなんて身勝手で自分のことばっかりで結婚して家族になる人間のことすらひとっつも頭になくて、そうやって放ったらかされてる私は今の今までずっと一人で新しい命と闘ってきたんだよ
このクソったれが甘えてんじゃねえよ、お前

お前はそのクソみたいな小っさい脳みそで他人の気持ちなんか考えたことなんかなくて、ヘタクソが自分勝手に行き詰まった挙げ句にようやくまともに出した答えが自分を殺すって、馬鹿かよ、フザケんなよ。

勘違いしないで、アンタに選べんのはたった一つ
最悪な男として、最悪な人生を生きることだけよ。

アンタはそのクソみたいな命の残りカスをあたしとあたしの子どものためだけに擂りつぶして生きるのよ

引用元:先生の白い噓(8巻)

痺れますよね~

そして自らの罪を償うために自首し、刑務所暮らしをする早藤に対してこんな手紙を書いています。

ふつうなら浮気されたっていうだけでも嫌気がさすこともあるでしょう。

そして、あなたがしたことはそれ以上に人からは絶対許されないことです。

女の人が憎くて仕方なくてどうしてもぶつかってしまう
あなたはでも私にだけは優しくしてくれたよね。

私はかわいそうなあなたをその止められない膿みたいなものを、私だけが受け止められるっていうことに生きる価値を見い出してたんだと思う。

あなたには絶対、私が必要。

引用元:先生の白い噓(8巻)

早藤が自分には優しくしてくれた…

もちろんこの要素はあるのかもしれませんが、なんとなく自分の立ち位置や価値を分かっていた美奈子は早藤が自分の居場所を与えてくれたことに対して温情のようなものがあったのではないかと推察します。

美奈子、強くなりました…

各巻ごとのあらすじは以下にて紹介しています。

ミサカナ(三郷佳奈)の過去と最後から見る考察

続いて取り上げたいのはミサカナこと三郷佳奈。

最初は小悪魔的なキャラクターなのかなと思っていましたが、中盤からどんどん闇が深くなっていき、作中でも最もミステリアスな存在だったような気がします。

ミサカナというキャラクターの変遷を書きながら、深掘りしていこうと思います。

ミサカナの変遷
①容姿に恵まれ周りからチヤホヤされながら生活する
②新妻と付き合った友人を見下しており、裏では恋路を邪魔しようとするが、表向き協力している体をとっている
③和田島と愛人のような関係を持つが体の関係までは許さない、和田島が家に来た時に引きこもりの兄に対して性行為を見せつけようとする
④思いを寄せる新妻に対して、美鈴(先生)を助けるようにけし掛ける
⑤美鈴にも新妻を助けるようにけし掛ける
⑥新妻と美鈴が結ばれる姿を見て嫉妬し、自分が支配する側の立場でなくなった事に悔しさを感じる
⑦美鈴が幸せになる気がなく、自らの怒りと戦っている事に新妻を巻き込まないで欲しいと直談判
⑧新妻への想いをストレートに伝えて恋人関係になる
⑨新妻が積極的に肉体関係を結ぼうとしない事に傷つき、美鈴と新妻の関係をネットで拡散する

最初にミサカナが出てきたときのこんなセリフを残しています。

「ストップ(拒み 潔癖であれ)、ゴー(従順 寛容であれ)」

ざっくりと纏めるとツンデレ状態で常に男を虜にして、自らが男をコントロールしていきたいという価値観ですね。

作中でも『男を制御する手綱をコントロールする事で自分に力を与える』というセリフが出てきています。

こういったタイプの女性もまあいるよなと思いながら作品を読み進めていきましたが、ミサカナには大きな闇がありました。

それは自宅に引きこもっている兄

ミサカナは何とか兄を部屋の外に出したいと思い、和田島を部屋に呼びHな行為に及ぼうとしており、兄からの支配を受けている印象があります。

兄に支配されているがゆえに、他の人に対して自分が支配をしたいと思うのか、そのあたりは想像にしか留まりませんが、なかなか理解しがたい価値観を持っているキャラクターです。

そんなミサカナも新妻へ恋心を抱き、美鈴が新妻を大切にしていないと知るとダイレクトに新妻に告白を行います。

そして、その恋心が実らないと知ると新妻と美鈴の関係をSNSで拡散して、破局させようとするなど、良くも悪くも女子高生らしい行動を取ったのが印象的でした。

兄との確執・関係性が取れれば、オープンな心で生きていけるかもなと思いました。

各巻ごとのあらすじは以下にて紹介しています。

美鈴の過去と最後から見る考察

「先生の白い嘘」の主人公である原美鈴

本作の主人公でその過去と心の闇はかなりの訳ありキャラクターではありますが、早藤などを筆頭に曲者が揃っているので4番目の紹介になります。

個人的には早藤以上に理解不能な心理を持っているキャラクターなので、物語上の美鈴の変遷を書きながら、深掘りしていこうと思います。

美鈴の変遷
①冴えない女性としてコンプレックスを持つ中で美奈子の彼氏である早藤によってレイプされる
②性行為を強要する男性に嫌悪感を持ちながらも、性行為に反応してしまう自分自身により強い嫌悪感を持つ
③新妻との面談で、新妻の体験を告白された後、自身の男性観を新妻にぶつけてしまう
④新妻からの優しさを受けて「自分の弱さに身を任せることの甘美さ」陶酔の正体を知りクラクラする、なけなしの強さを奪われそうになる
⑤新妻とキスをするが、自分は幸せになれるわけがない、相手は女の体を求めているだけだと思う。
⑥新妻の過ち(お金で女性に性処理をして貰った事)想いを受け止め、自分の事も許してもらおうとする
⑦新妻から強さを貰った事で早藤からの要求を拒否し、言い返すと顔面をボコボコに殴られる。
⑧新妻がいてくれた事で自分が戦えたことを認識し、これからは自分一人で戦うため新妻に別れ話を切り出す。
⑨学校に新妻との関係がバレて、退職に追い込まれる
⑩保健医を目指して勉強を行い、性と真正面から向き合う
⑪早藤が犯した罪によって、自らの体験を警察官に赤裸々に話す

初体験がレイプという最悪な体験をしているの影響か、自己肯定感が低く、自分は幸せになれない人間であるという方向へ心が進んでいます。

正直、レイプをされながらも体が早藤を求めるみたいな事があるのかは疑問を感じるのですが、心の葛藤は良く伝わりました。

最終回で美鈴は警察官に対して「自分は他人に侵害されないという当たり前の前提を粉々にされてしまった」と回答しています。

美鈴の心は早藤によって完全に崩壊させられた事が良く伝わる一言…
逆にこの状態でよく日常を過ごせたなと驚いてしまいます。

私は男性ですが、同じ心理状態になったら仕事をやる自信はありません。

最後は保健医として再始動する事を決めた美鈴
新妻を始め周りの環境に助けられた部分はあるのかもしれませんが、芯の強い人間に見えました。

各巻ごとのあらすじは以下にて紹介しています。

新妻の過去と最後から見る考察

「先生の白い嘘」において美鈴のお相手となる新妻。

彼も美鈴と同様に体と心の問題で苦しんでいました。

新妻というキャラクターの過去の出来事を書きながら、深掘りしていこうと思います。

新妻の変遷
①バイト先の店長夫人によってホテルに誘われ精神的な圧力をかけられた上で性行為を強要される
②レイプをされて以降、勃起障害に悩まされる
③同級生と付き合うも恋愛感情が沸かず、美鈴と面談を行った際に本性を知った場面で勃起する
④勃起した事で美鈴へ恋愛関係があると考え、美鈴とキスをするが体が反応せず好きな気持ちを疑う
⑤和田島に相談し、お金を出して女性に性処理をして貰う
⑥お金で女性に性処理を依頼した事を相手を汚したと美鈴に相談して許してもらおうとする
⑦顔面を殴られた美鈴が生きていた事に安堵すると同時に己の無力感に涙する。
⑧ミサカナから告白されて付き合うが美鈴の事が忘れられずに体の関係を結べず、美鈴との関係をバラされる
⑨美鈴を退職に追い込んだことを反省し、頭を丸めるも、美鈴への想いが忘れられず再度アプローチする

男性の性を考えるとたかがおばさんに性行為を強要されたくらいで勃起障害って大袈裟じゃない?

と思うかもしれませんが、私も男性ながら誰彼問わず機械的に勃起出来る人間ではないので新妻の気持ちはかなり分かるんですよね。

一般的に男性は心が関係なく体が反応して、女性は心と心が繋がった時に体に反応するみたいに言われることが多いですが、男性でも心と心が繋がらないと体が反応しない人もいるんですよね。

恐らく後者であろう新妻がバイト先の店長夫人に圧力を掛けられてレイプされ、しかもそのレイプの責任を自分に被らされたというのは心が壊れるレベルの衝撃があったのではないかと思います。

美鈴との関係を続けて行く中で双方の心が救われたらいいなと切に願います。

各巻ごとのあらすじは以下にて紹介しています。

「先生の白い噓」キャラクター考察まとめ

ここまで「先生の白い嘘」に出てきたキャラクター、早藤、ミサカナ、美奈子、美鈴、新妻を深掘りしてみました。

正直なところこの漫画に出てくるキャラクターの心情を理解できるほどに私の経験は多くないのですが、そのキャラクターの特徴を書き出す事で、この記事を読んでくれた方が考察できるようにしてみました。

唯一無二、独自の世界観を抱く漫画で、この漫画を勧めた私の友人は重すぎて離脱するほどに重厚感がありますが、是非読んでほしいですね。

作者である鳥飼茜さんのインタビュー記事は以下にて紹介しています。