漫画「懲役一善」あらすじ・最終回解説(ネタバレ注意)!登場人物、死亡キャラも一覧でまとめてみました。

漫画「懲役一善」あらすじ・最終回解説(ネタバレ注意)!登場人物、死亡キャラも一覧でまとめてみました。

漫画「懲役一善」は2022年に「マンガPark」にて連載されていた大人気漫画です。

漫画「懲役一善」のコミックスは全5巻がリリースされています。

今回は漫画「懲役一善」のあらすじ・最終回について解説を行い、登場人物・死亡したキャラクターについてもまとめてみました。

初版発行日2022年4月27日発売
作者原作:宮月新、作画:田中基
巻数全5巻(コミックス)
ジャンルサスペンス、バイオレンス
Wikipedia「懲役一善」のWikipediaはなし

「懲役一善」冒頭のあらすじ

ブロローグ

9月1日、関東第八刑務所に収監されていた重犯罪者15名が刑務官らに見守られながら脱獄した。

話は数ヶ月前に遡ります。

殺人の罪で刑務所に入った楠木亘
彼はエリート刑事だったが恋人を殺害した罪で逮捕されていましたが、無実を訴えていました。

そんな楠木亘を呼び出した関東第八刑務所長の峯崎京平
彼はある事を条件に刑務所から出す事を約束します。

峯崎京平の約束事
12月1日から3ヶ月、受刑者15人が日課を果たしながら暮らす。
日課は「1日1善」を果たす事

癖のある受刑者たちを率いるリーダーに任命された楠木亘

任務を果たして出所し、恋人を殺害した犯人を捕まえる事は出来るのか?

「懲役一善」登場人物一覧

漫画「懲役一善」の登場人物を一覧形式でまとめてみました。

終盤から登場する人物もいますので「懲役一善」を読んでいない方は先に漫画を読んで頂くことを推奨します。
漫画全巻を格安で読める方法については以下で解説しているので参考にして下さい。

「懲役一善」に出てくる登場人物は以下の通りです。

名前囚人番号罪状刑期
楠木亘606殺人無期懲役
肥田政人997強盗傷害懲役12年
陣内令230詐欺罪懲役10年
佐川忍592殺人無期懲役
山下339殺人不明
有村不明殺人不明
加藤不明不明不明
児玉哲也836殺人不明
三浦082不明不明
敷島不明不明不明
野島秀悟不明強姦懲役12年
葛西一不明殺人、死体遺棄不明
進藤不明不明不明
但馬不明不明不明
箕輪不明無差別殺人死刑囚
登場人物(看守)
峯崎京平:関東第八刑務所 所長
曾根原誠志郎:関東第八刑務所 
結城楓:夏海の妹。所長が送り込んだ女性
その他の登場人物
結城夏海:楠木亘の恋人
ユリ:肥田が指名した風俗嬢
葛西恵梨香:葛西の妻
葛西凛:葛西の娘
朝倉大吾:無料低額宿泊所の職員
黒須千尋:無料低額宿泊所の職員
岸沼健治:無料低額宿泊所の入所者
篠田健二:無料低額宿泊所の入所者
林雅文:無料低額宿泊所の入所者
勝田大次郎:無料低額宿泊所の入所者

「懲役一善」本編のあらすじ

「懲役一善」本編のあらすじを紹介します。

あらすじを解説する上でネタバレを含みますので、まだ「懲役一善」を読んでいない方は最初に漫画を読んで頂くことをオススメします。
格安で漫画を読める方法について解説しているので以下を参考にして下さい。

試練初日(9月1日)

実験初日、楠木、山下、陣内の3人は横断歩道を渡すお婆さんを助けて1日1善を達成します。

1日1善の概要とルール
①腕に着けた腕時計型のAIセンサーによって人助けを行ったかどうか判断する。
②15人の中の誰かが1日1善を行えばその日はクリア(囚人同士の善意はカウントせず)
③日課を果たしたら3時間以内に集合点呼が義務となる。
④逆に誰かが悪事を働くとペナルティルーレットによってランダムで1人、脳みそに埋め込まれた機械によって殺害される(囚人同士の暴力は可能)
⑤死亡した場合は一般人のフリをしている監視員によって死体は遺棄される
⑥ペナルティルーレットによる死亡者が出た時は1日1善は行わなくても良い

しかし肥田がコンビニで万引きを行い、店員に暴力を振るった事でルーレットが発動。

このルーレットによって山下が指定され死亡してしまいます。

軽率な行動によって内輪揉めを起こす楠木達
1人10万円ずつ生活資金を与えられた為、囚人たちは散り散りに分かれていきます。

試練2日目(9月2日)

受刑者たちは何とか一善を行おうと行動するものの人々の感謝を得られずにミッションをクリア出来ません。

制限時間が残り2時間をきっても誰もミッションをクリアできない事からミッションが発動する条件が分かります。

ミッションクリアの条件
①受けた恩恵の大きさ
②援助者が支払ったコスト
③援助の自発性
④援助者の愛他的動機

見返りを求めて善を実行する受刑者は4番目に引っかかりミッションをクリアできない事が分かります。

肥田はメンヘラのデリヘル譲ユリを呼んでいました。
自傷傾向があるユリに対して会いに行った事で感謝を得てミッションクリアとなります。
(その後ユリに平手打ちをして三浦が死亡)

試練3日目(9月3日)

峯崎は3日目に刺客を送り込みます。

送られた刺客は結城夏海の妹である結城楓
彼女は夏海の恋人だった楠木亘に復讐するために受刑者の家にやってきたのでした。

楓は性犯罪で逮捕された野島によって犯されてしまいます。
この行為によってルーレットが回り児玉が死亡

楓は身を張って受刑者を苦しめる役割だと自供し、受刑者を車で4時間離れた工場へ連れていきます。

移動時間の長さに文句を言う受刑者に対して楓は「ルーレットで死亡した場合は1日1善をこなさなくても追加で死亡する人間はいない」事を明かし、この日は1善を行わずに終了します。

試練4日目(9月4日)

工場で働く受刑者たちは真面目に働き、工場員からの感謝を得る寸前の状態になります。
しかし、楓は工場員に受刑者たちが重犯罪を犯している事を暴露し感謝を阻止

そのまま楓は「2日続けて善行を行わない場合は全員が死亡する」と追加事項を伝えます。

そんな中、受刑者の葛西が逃亡します。

葛西は妻と娘がいる自宅へと戻りますが、妻は別の男と同棲していました。
この事に激昂した葛西は妻と男を殺害しようとしますが、楠木が止めに入ります。

楠木は葛西を殺害すれば葛西妻からの感謝を得られる機会を得ますが、楠木は己の信念を貫き葛西を殺しません。

あと1分で全員の命が失われようという時に楓は録音しておいた工場員からの感謝の言葉をレコーダーで流して、ギリギリのところで全員の命は救われます。

楠木に強い憎しみを持つ楓ですが「本当に楠木が姉を殺害したのか?」を疑い始めます。

試練5日目(9月5日)

峯崎京平は受刑者に新たな苦しみを与える為、ボーナスミッションを課します。

そのミッション「3日間老人ホームで務める」という内容

ボーナスミッション
ボーナスミッションは全員が1日1善を果たす事が必須
(今回は感謝の言葉だけあればOK)
1人でもミッションをクリアできないと全員が死亡

最後の1人に残った人間(ラストワン賞)は感謝不要、3日間のボーナスミッションへの参加不要、豪華な副賞が贈呈される

1日目のラストワン賞は現金300万円と設定されます。

1善を獲得出来ない場合は死亡してしまいますが、最後まで善を実行しないで残ると特別ボーナスを貰えるというジレンマに苦しむ囚人たち

肥田はユリの事で自暴自棄になっており善意を行わないと宣言
この宣言により、ラストワン賞を獲得する資格が肥田のみとなってしまった事で囚人たちは揉めます。

揉める囚人を他所に楠木は己の信念を通して入所者相手に善意を与えます。

楠木に賛同する人間もいましたが、賛同しない人間の話し合いはまとまりません。
そんな中、囚人の親分格である佐川が現れて300万円を使って全員で飲みに行こうと宣言した事で肥田を含めて全囚人がホームの入所者に善意を与えるようになります。

結果、佐山はラストワン賞を獲得して希望者を募って飲み明かすのでした。

試練6日目(9月6日)

まとまりを見せた囚人に対して不満を覚えた峯崎は2日目のラストワン賞を発表

2日目のラストワン賞は結城楓を1日奴隷に出来る権限

男囚人たちは楓を我が物にしようとするためにラストワン賞を狙い始めます。
楠木も楓の体を守るためラストワン賞を狙います。

陣内たちも楠木にラストワン賞を取らせるため協力を行いますが、楠木の前に様々なトラブルが起こります。
なんとか感謝をされない形でトラブルを回避していく楠木。
不自然な出来事が続いたことから囚人の中に峯崎の犬(スパイ)が紛れ込んでいる事に気付きます。

野島、進藤、楠木の3人が1善を消化していない状態となります。

性犯罪者の野島は楓との性行為をしたい欲求を抑えきれず刃物を持って襲い掛かります。
進藤は野島によって殺害され、楠木も殺害される寸前まで追い込まれます。

楓は楠木を守るため、楠木に感謝を伝えてこの日の1善は全て消化
野島がラストワン賞を獲得します。

殺人騒ぎを起こした囚人たちは老人ホームから出禁を喰らうのでした。

試練7日目(9月7日)

進藤を殺害した野島は一時的に逮捕されます。
老人ホームを出禁にされましたが、峯崎は3日目も老人ホームで感謝を得る事を指示され、3日目のラストワン賞は「無罪放免」である事が明かされます。

その間に陣内は3日目を乗り切る策を考えます。

陣内の作戦
今日1日お咎めなしの野島がホームの職員を脅迫し、職員と自由に歩ける老人を全員外に出す
中に居る寝たきりの老人に感謝を言わせて乗り切る

陣内の作戦には楠木を試す意図がありました。

陣内は楠木の「人を殺さない」という信念に惚れ込んでいました。
しかし、楓を守るために野島を殺そうと信念を曲げた楠木を許せなかった為、楠木の信念を試そうと計画を立てました。

そのために囚人8人に対して、寝たきりの老人は4人という状況を作りだします。

この状況を作った事で囚人たちは但馬が殺人を犯した事を皮切りに殺し合いを始めます。

楠木にも敷島が襲い掛かります。
敷島を攻撃を避けている間に箕輪が背後から襲い、敷島は死亡してしまいます。

その後も葛西などに対して暴行を振るい無双する箕輪ですが、楠木が殺害されると危惧した楓によって背後から刃物で刺されてしまいます。
箕輪はそのまま死亡。

ラストワン賞の候補は有村と楠木の2人だけとなります。

ここで有村は「自分は峯崎の犬(スパイ)である」と告白。
妹が重病で入院しており、峯崎が治療費を出資している事から逆らえない存在だと明かします。

有村は自らに微量の心停止の薬を投与。
意識不明の状態になる事で善行をする事が出来なくなります。

残された楠木は入所者を相手に感謝を貰おうとしますが、残された1人は楠木の義理の母、楓の母親でした。

楠木は重体の義母にむけて安楽死をしてもいいのだと説得、この行為によって感謝を貰いラストワン賞は有村が獲得します。

一方で峯崎は指示を聞かない楓に対して「囚人たちに交じって1日1善に参加する事」を義務付けます。

試練8日目(9月8日)

8日目のミッションは峯崎の側近である曾根原が指揮をとります。

曾根原が囚人たちを連れて行った場所は「無料低額宿泊所」

「無料低額宿泊所」は行く当てのない生活保護者を劣悪な環境に集め、生活保護費のほとんどを巻き上げる場所。
いわゆる「無低貧困ビジネス」を行っている場所でした。

曾根原は元々優良な生活保護ビジネスを行っていたが、共同経営者に資金を横領され、施設は倒産に追い込まれた。
どん底に追い込まれた曾根原に峯崎が声を掛けて今のビジネスになった

曾根原は囚人たちを管理人役と入居者役に分けてミッションを開始します。

管理人役:施設で管理人として働き、入居者から1日1回感謝を貰う事が使命
入居者役:生活保護者になって生活し、1日1回人に対して心からの感謝をする事が使命

陣内、楓、野島が管理人役となり、佐川、肥田、楠木が入所者役となります。

管理人役は入所者に対しては暴行を振るう事が許され、どんどん傍若無人な態度を取るようになっていきます。
一方の入居者役は小銭だけを渡され、臭くて不潔な場所で過ごす事を強いられ精神が疲弊していきます。

また「無料低額宿泊所」には朝倉、黒須という職員がおり、管理人役と入居者役の分断を助長していきます。

試練9日目(9月9日)

朝から入所者に対して暴力を振るう朝倉と黒須。
楓に対しても暴力を振るうよう促しますが、朝倉たちの誘いを拒否します。

楓と肉体関係を持ちたい野島。
佐川に貰った覚醒剤を入所者に飲ませて楓を襲わせようとします。

朝倉たちの助けによって襲われる事を防ぎますが、入所者に憎しみを持った楓は暴力を振るうようになります。

楓が暴力を振るうようになった事にショックを受けた楠木はこの事件を機に無気力になってしまいます。

試練15日前後(9月15日前後)

数日後、楠木は1日1善を行う気力もなくなり、ただ生きるだけの日々を送っていました。

そんな中、覚醒剤を持った入所者が朝倉たちに見つかってしまいます。
入所者たちは「楠木から貰った」と言った事から楠木は懲罰房へと連れていかれ拷問を受けます。

なす術なく殴られる楠木
そんな時に曾根原がやってきます。

曾根原は全員を集めてチャンスを与えます。

曾根原が与えたチャンス
囚人たちの好きなタイミングで無料低額宿泊所を集め、無料低額宿泊所から出たいかどうか挙手を求める
「出たい」と手を挙げた人間が過半数を超えたらその場で入所者全員を釈放
囚人たちも無罪放免となる。

賛否を問う機会は一度きり…
もし過半数に達しなかったら囚人たちは更なる地獄へと落ちる

この提案を行った事で囚人たちは「無料低額宿泊所」から脱出できない状態を作ります。

楠木の復活を願う陣内は入所者たちから脱法ドラッグが楠木ではない人間から支給された事を知り、楠木たちに直談判しますが朝倉は楠木への罰を止めようとしません。

外に出た肥田は佐川の使いから覚醒剤を受け取りますが、己の不甲斐なさに気付き改心。
無料低額宿泊所に戻った後、佐川を背後から刺して殺害します。

野島は楓を抱くために覚醒剤を大量に溶かしたアルコールを楓に飲ませます。

楓は服を脱がされ襲われる寸前まで迫られますが、肥田が助けに入り野島を刺して殺害します。
ショックを受けた楓は窓から飛び降ります。

植木によって一命を取り留めますが楠木は完全復活します。

楠木、肥田が生気を取り戻した事からずっと無気力だった入所者も楠木たちに賛同し始めます。

楠木は朝倉、黒須に対して「チャレンジ」を申請。
入所者たちに挙手を求めます。

しかし、入所者たちの手は挙がらず…
楠木は絶望感を味わいますが、入所者の一人である岸沼が施設に火をつけて回り楠木に賛同する姿勢を見せます。

曾根原からの期待に応えられなかった朝倉、黒須は火の海に飲まれて死亡
楠木は楓を抱えて施設を脱出します。

曾根原は施設の人間を救った楠木に対して礼を言うのでした。

試練16日前後(9月16日前後)*青少年健全育成実験施設

「無料低額宿泊所」を脱出した楠木たち

入所者の挙手を過半数集められなかった楠木は峯崎によって更なる地獄「青少年健全育成実験施設」へと連れて行かれます。
(楓は病院療養によって次にミッションには参加しないが、ルーレットの対象にはなる)

青少年健全育成実験施設
少年刑務所に収監された20歳までの青少年を対象に更生に向けた様々な実証実験が行われている場所
少年たちは簡単にキレる弱い心を改善し、常に平常心を保てるよう日々訓練を行っている。

「青少年健全育成実験施設」に入った楠木たち
施設の中では巨大で太った女性が青少年にセクハラ行為を行っていました。

セクハラ行為によって心拍数が130を超えるとルーレットが作動。
ルーレットによって当たった人間が死亡するというルールを課せられ、楠木・肥田・陣内は参加させられます。

巨大な女性は「マダム」と呼ばれており、男性を相手に射精をさせて心拍数がボーダーに達するかどうかを試し、楽しんでました。

ターゲットになった楠木はVRゴーグルをつけられ、マダムによって股間を刺激された事で心拍数が上がっていきます。

楠木の心拍数がボーダーに達しようとした時、曾根原が施設の電気を遮断します。

曾根原の刺客たちがマダムに襲い掛かり施設の機能は失われます。
楠木と陣内は刺客によって拉致され、肥田は施設から逃げ出します。

試練16日前後(9月16日前後)*クライマックス

青少年健全育成実験施設から連れられた楠木と陣内は曾根原の元に連れて来られます。

陣内は曾根原に対して「楠木が刑事時代に追っていた臓器売買組織の人間」ではないかと疑いをかけます。

すると曾根原は真相を語りだします。

曾根原が語った真実
曾根原は無料低額宿泊所運営に行き詰まった時、暴力団から無低の住人を相手にした臓器売買の斡旋を勧められた。
罪悪感に苛まれながらも双方がWinWinになる関係だと感じ始め、巨大な臓器売買組織に育っていった。

ある日、組織の幹部一人が顧客情報などの秘密を盗み逃走した。
逃走した男はビルから飛び降り死亡。
男は生前、夏海と接触をして秘密が入ったUSBを渡していた。

正義感の強い夏海は曾根原たちとの交渉に応じなかった為、楠木に罪を着せて夏海を殺害
佐川を監視役にして楠木から夏海は隠したデータの在りかを聞き出す機会を疑っていた。

曾根原は楠木から情報を聞き出すため陣内と共に密室に監禁します。

陣内は楠木がUSBの在りかを思い出した事に気付き、楠木を殺害する芝居を打ちます。
この芝居に引っかかった曾根原と手下は監禁部屋に入ってきます。

陣内は腕に付けたバンドを外させ、曾根原たちを殺害しようとしますが、脳内に仕掛けられた装置が発動し死亡してしまいます。

陣内に助けられた楠木は曾根原が監禁する部屋から脱出

一方、曾根原に実験を奪われた峯崎は実験を取り戻そうと動きます

峯崎が楓の腕に個人的なGPSを装着させた事で楓が肥田と一緒にいる事を知り、2人がいる場所へと向かいます。

楠木は夏海と過去一緒に行った神社の境内に向かいUSBを回収。
楓と肥田も楠木に合流しますが、この場に峯崎と曾根原も現れ三つ巴の争いになります。

揉み合いの中、峯崎は曾根原に撃たれて境内から転落しそうになりますが、楠木によって助けられます。
恩義を感じた峯崎はAIセンサーを切ると楠木は曾根原を殴り失神させます。

楠木たちの争いがひと段落した頃、政府の役人たちがやってきます。
そして今まで行われていた峯崎の暴走行為はたしなめられ捕まるのでした。

物語は最終回へと向かいます。

「懲役一善」最終回のあらすじ

「懲役一善」本編のあらすじを紹介します。

最終回を解説する上でネタバレを含みますので、まだ「懲役一善」を読んでいない方は最初に漫画を読んで頂くことをオススメします。
格安で漫画を読める方法について解説しているので以下を参考にして下さい。

楠木たちは政府の人間に保護されます。

曾根原の臓器売買組織はUSBメモリが証拠となり、実態が明らかになった事から壊滅します。

楠木の罪については再度裁判がやり直されて無罪放免となります。
肥田は今回の実験で不当な扱いを受けた事から特別措置となり「実験達成者」と認定され出所する資格を得ます。

しかし肥田は「児玉が殺されてしまったこと」について責任を感じており、この認定を拒否。
刑務所に残り刑期を終えるまで刑に服す事を選択します。

刑務所の中には関東第八刑務所の所長だった峯崎京平も入っており、受刑者からイジメにあっていました。

肥田は峯崎の事は許せない存在と認識していたものの楠木が正義を貫く姿を見ていた事からイジメを止めて、自分の人生のみに焦点を当て生きる事を誓うのでした。

場面は一般人として社会に戻った楠木へ移ります。

楠木は自分を助けてくれた陣内にお礼を言いながら「何が本当の正義なのか」を考えていました。

峯崎が行った実験は世間に明かされる事なく闇に葬られていました。
実験を指導した政府の人間たちは何一つ責任を取ることなく…

政府の人間たちも自分なりの正義があって行動しているのだと感じている楠木。
1人の人間が「自分の正義」で世界を変える事が出来ないと痛感していました。

楓は楠木に話しかけ、自らの想いを伝えようとします。
しかし、楠木は「自分が愛する人は夏海だけ」と告げつつも夏海の想いを遂げるためにも楓と一緒に生きていこうと誘います。

それから数年後

児玉の母親が働いているお弁当屋に刑務所から出所した肥田が現れます。
肥田は母親に笑いかけ、一緒にお弁当屋で働くようになります。

配達を行う途中で肥田は楠木に対して想いを馳せます。

楠木…
お前は今…
どこで何をしているんだ?

俺は…生きていくぜ
お前のくれた正義と一緒に…

この言葉を最後に「懲役一善」は終了となります。

「懲役一善」で死亡した人物まとめ

「懲役一善」で死亡した登場人物をまとめてみました。

死亡した人物を紹介する上でネタバレを含みますので、まだ「懲役一善」を読んでいない方は最初に漫画を読んで頂くことをオススメします。
格安で漫画を読める方法について解説しているので以下を参考にして下さい。

名前原因日時
山下肥田の暴力でルーレットが回り死亡初日
三浦肥田の暴力でルーレットが回り死亡2日目
児玉野島の性的暴行でルーレットが回り死亡3日目
進藤野島によって刃物で襲われて死亡6日目
敷島箕輪に背後からバールで殴られて死亡7日目
箕輪結城楓によって背後から刺されて死亡7日目
佐川忍肥田に背後から首を刺されて死亡15日前後
野島秀悟肥田に鋭利な凶器で目を刺されて死亡15日前後
陣内令曾根原を襲った事でペナルティルーレットが当選し死亡16日前後

宮月新さんのその他の作品

原作を担当する宮月新さんは「懲役一善」以外にも数々の作品を手掛けています。

今回の「懲役一善」に代表されるように、他の作品も本格派のサスペンスホラー漫画があり、どの作品も面白いので是非そちらも読んでみて下さい。

【シグナル100】

初版発行日2016年2月29日発売
作者原作:宮月新、作画:近藤しぐれ
巻数全4巻(コミックス)
ジャンルサスペンス、バイオレンス、ホラー
Wikipediaシグナル100のWikipedia
あらすじ舞台はクラス崩壊をしている高校
樫村のいる2年C組は荒れにあれていました。

担当の下部先生(しもべ)は授業が成立していないだけではなく
生徒にいじめられ続けて、精神的に追い詰められていきます。

そんなある日、下部先生は生徒に10万円をはらうことを約束して
生徒を視聴覚室に呼びつけると映像をみた瞬間
1年C組の生徒は集団催眠をかけられてしまいます。

その催眠とは『ある条件を満たすと自殺してしまう催眠』
自殺に及んでしまう引き金となる行動は100パターン

この悪夢のような催眠を解くため生徒たちは下部先生を問い詰めますが
下部は飛び降り自殺を行い、催眠が解けない状況となります

催眠を解くカギはたった一つ
「自分以外のクラスメイト全員が死ぬのを見届ける事」

自分以外の人間が全て死なないと自分が死ぬことになってしまう
最悪の状況下で1年C組の生徒達による恐怖の舞台がいま始まる

「シングル100」を格安で読む方法、試し読みする方法については以下で解説しているので参考にしてください。

「シングル100」の作品考察、映画と原作への違いに対する考察については以下で解説しているので参考にしてください。

【虐殺ハッピーエンド】

初版発行日2017年9月19日発売
作者原作:宮月新、作画:向浦宏和
巻数全8巻(コミックス)
ジャンルサスペンス、バイオレンス、ホラー
Wikipedia虐殺ハッピーエンドのWikipedia
あらすじ主人公の草壁真琴(くさかべ まこと)は高校生でありながら
病気の妹を抱えてアルバイトを続ける健気な青年でした。

妹の草壁詩織(くさかべ しおり)は長くて2ヶ月と宣告されている重病人
詩織が助かるには移植手術を行うしかなく、ドナーを探している状態です。

日々アルバイトを掛け持ちする真琴ですが
飲んだくれの父親が詩織の治療費を使い込んでしまった事から
ある神社の前で「こんな毎日が続くなら、僕と詩織に明日なんか来なければ良い」と叫びます。

すると1日を終えると世界全体の時間が戻る世界に入り込みます。
しかし、真琴と詩織だけは時間が巻き戻らず
日一日と時間が経過してしまっている事が分かります。

世界中の時間が戻っている中で、時が進みどんどん体調が悪くなる詩織
真琴はこの状況でどのように生きていくのか?詩織を救うことが出来るのか?

「虐殺ハッピーエンド」を格安で読む方法、試し読みする方法については以下で解説しているので参考にしてください。

「虐殺ハッピーエンド」の作品考察、映画化への考察については以下で解説しているので参考にしてください。

【去勢転生】

初版発行日‎‎2020年1月17日発売
作者原作:宮月新、作画:おちゃう
巻数全6巻(コミックス)
ジャンルサスペンス
Wikipedia「去勢転生」のWikipedia掲載なし
あらすじ姉崎悟は15人を殺害した容疑で逮捕され、死刑が言い渡されます。
IQ200を超える知能を持ち「神童」と持て囃され、順風満帆な人生を送ってきました。

しかし、死刑を言い渡される2年前。
姉崎悟が恋心を寄せる由奈が強姦殺人によって命を落としてしまいます。

死刑執行当日
姉崎は絞首台に立ち「由奈とふたり…、穢れのない世界へ…」
という言葉を残して死刑は執行します。

悟が気が付くと男性の死体が大量に積まれている部屋に落下。
死体が入っている部屋を出ると自分の出身高校の校舎の中でした。

悟はどんな世界へ紛れ込んでしまったのか?

「去勢転生」を格安で読む方法、試し読みする方法については以下で解説しているので参考にしてください。

「去勢転生」のあらすじ解説、最終回・結末解説については以下で解説しているので参考にしてください。

【救い給え、殺り給え】

初版発行日‎‎2020年8月28日発売
作者原作:宮月新、作画:ミドリ
巻数全4巻(コミックス)
ジャンルサスペンス
Wikipedia「救い給え、殺り給え」のWikipedia掲載なし
あらすじ主人公の灰谷雫は中学生頃からある能力が芽生えていました。

その能力とは「人と目を合わせると、これから悪い事をする人や、
悪い事に巻き込まれる人の光景が見える」というもの

自分の両親に対して、悪い事に巻き込まれる光景を見てしまった雫。
間もなく両親を事故で亡くし、叔母の安藤と暮らしていました。

自らの能力から死にたいと願うようになった
雫は不登校となり、自宅に引きこもります。

担任の篠塚は雫を心配して自宅を訪問しますが、
雫の目には『篠塚がひき逃げをしている姿』
が見えた事から現実に嫌気が差して、夜手首を切ろうとします。

そんな雫の凶行を防いだのはハクトと名乗る青年。

ハクトは雫の能力を知っており、雫の能力で見えた光景を尋ねます。
「担任の篠塚がひき逃げする」という事を伝えた雫

ハクトはバイクを走らせて篠塚がひき逃げをする現場まで向かいます。
ひき逃げを起こす寸前でハクトを身を挺して篠塚の車を止めます。

この行為によりひき逃げの被害者となる女性は助ける事が出来ますが
篠塚は電柱に衝突して死亡してしまいます。

篠塚の事故を防いだことで、ハクトの腕にある「100」という痣が「99」へと変わる

腕の痣と雫の能力はどんな関係があるのか?

「救い給え、殺り給え」を格安で読む方法、試し読みする方法については以下で解説しているので参考にしてください。

「救い給え、殺り給え」のあらすじ解説、最終回・結末解説については以下で解説しているので参考にしてください。