漫画「MrCB(ミスターシービー)」のあらすじ解説(ネタバレ注意)!登場人物も一覧でまとめてみました。

漫画「MrCB(ミスターシービー)」のあらすじ解説(ネタバレ注意)!登場人物も一覧でまとめてみました。

漫画「MrCB(ミスターシービー)」は2019年から「ヤングチャンピオン」にて連載されている大人気漫画です。

漫画「MrCB(ミスターシービー)」のコミックスは14巻までリリースされています。
(2024年6月3日現在)

今回は漫画「MrCB(ミスターシービー)」の登場人物について紹介して、あらすじを紹介します。

初版発行日2019年2月20日発売
作者原作:綱本将也、作画:谷嶋イサオ
巻数14巻(コミックス) ※2024年6月3日現在
ジャンルスポーツ漫画(サッカー)
WikipediaMrCB(ミスターシービー)のWikipediaはなし

「MrCB(ミスターシービー)」冒頭のあらすじ

ブロローグ

鳴り物入りでクラブを発足した東京ワンダーズ

下部リーグから始まり、3部リーグ、2部リーグ、1部リーグへと駆け上がっていくべく大物戦力を投入して周りからも期待されたチームだったが、思うような成績を残す事が出来ずに3部リーグに停滞していました。

東京ワンダーズの目玉選手として、ドイツのブンデスリーガ1部から移籍をした吉永衛(通常:カイザーヨシ)は不甲斐ない現状から悔しい思いから、昇格すれば完成する予定だったスタジアム予定地の前で立ちすくんでいると、予定地の前で泣いている一人の青年がいました。

青年の名前は千明 明(ちぎら あきら)

千明の挙動が気になった吉永は千明をつけていき、彼が持っていたバッグから湾岸総合高校のサッカー部員である事を突き止めます。

吉永が不意に千明とぶつかった時、自分が飛ばされたことから、吉永は千明をクラブに入れたいと考えるようになります。

吉永は新しくクラブのGMに就任した桂木に対して、自身の年収は0円でいいから千明をクラブに入れて欲しいと直談判するのでした。

「MrCB(ミスターシービー)」登場人物一覧

漫画「MrCB(ミスターシービー)」の登場人物を一覧形式でまとめてみました。

終盤から登場する人物もいますので、「MrCB(ミスターシービー)」を読んでいない方は先に漫画を読んで頂くことを推奨します。

漫画全巻を格安で読める方法については以下で解説していますので、参考にして下さい。

「MrCB(ミスターシービー)」に出てくる登場人物は以下の通りです。

東京ワンダーズ
千明 明(ちぎら あきら)CB
吉永 衛(よしなが まもる)元海外組 CB
目白 主水(めじろ もんど:)元海外組
太秦 龍二(うずまさ りゅうじ)GK
出水 太陽(いずみ たいよう)DF
二本柳 俊宏(にほんやなぎ としひろ)DF
元石 則武(もといし のりたけ)DF
武野 秀樹(たけの ひでき)MF
西乃(にしの)MF
鈴鹿(すずか)
猿橋(さるはし)
蛯沢(えびさわ)
山岡(やまおか)FW
岡部 悠紀彦(おかべ ゆきひこ)FW
境(さかい)
中島(なかじま)
野平 裕斗(のひら ゆうと)控えGK
楳埜(うめの)監督
古賀(こが)コーチ
桂木(かつらぎ )GM
飯田(いいだ)運営事務部長
ASリョーマ高知
新堀(しんぼり)
和田(わだ)GK
マルシャミーオ滋賀
西浦(にしうら)FW
八島(やしま)
U-21日本代表
戸澤敏行(とざわ としゆき)監督
ゲオルク・フリードリヒ・ラングネル 戦術分析官
安藤(あんどう)ランニングコーチ
千明明(ちぎら あきら:東京ワンダーズ2部)CB
田原(たはら)CB
西浦(にしうら:東京レッドスター1部)FW
南井克之進(みない かつのしん:浪速2部)FW
古寺・ダイスケ・サニー(こでら・だいすけ・さにー:四日市コンビナーツ3部)GK
スポーツ記者
星川 薫子(ほしかわ :スポーツ日日)
鈴木(すずき:週刊フットボールマガジン)
東京ワンダーズ 野球部(独立リーグ)
備後貫太(監督:古くからの吉永の友人)
その他の登場人物
本田優希(吉永の恋人:元アイドル)
河野敦彦(吉永の兄貴分)

「MrCB(ミスターシービー)」チーム一覧

漫画「MrCB(ミスターシービー)」の登場人物を一覧形式でまとめてみました。

3部リーグ加入チーム
東京ワンダーズ
ASリョーマ高知
出雲エイトミリオン
ジェネオット和歌山
函館36ers
四日市コンビナーズ
愛媛エグレット
境エゴーズ
マルシャミーオ滋賀
ビンゴ備後福山

「MrCB(ミスターシービー)」本編のあらすじ

「MrCB(ミスターシービー)」本編のあらすじを紹介します。

まだ「MrCB(ミスターシービー)」を読んでいない方は最初に漫画を読んで頂くことをオススメします。
格安で漫画を読める方法について解説しているので以下を参考にして下さい。

新体制での船出

クラブを潰すために本部が送り込んだと噂される新GMの桂木は3部リーグに昇格するのに2年かかり、2年経っても2部リーグで停滞している事の責任を求め、吉永に対して0円で契約更新を求めてきます。

裏では5000万円の契約を用意していた桂木ですが、吉永は敢えて0円契約を選び今年に賭ける意気込みを見せると同時に、千明を入団させるよう掛け合います。

吉永の誘いの乗った桂木は千明を吉永と対面させます。

千明は自身のフィジカルの弱さ・身長の低さを理由にプロ入りを断りますが、吉永は入団テストと銘打ってキャッチボールを行います。

千明が落下地点に入る技術が伴っていない事を見出した吉永は千明がこの技術を身につければサッカー選手としての身長を伸ばす事が出来ると判断し入団を許可。
翌日から友人である備後貫太が率いる東京ワンダーズの野球チーム(独立リーグ)の練習に参加させ、落下地点を予測する能力を鍛え始めます。

そんな中で東京ワンダーズの新監督が決定します。

監督は元日本代表のFWだった楳埜

楳埜は現役時代に吉永をカモにしていた天敵と言える存在。
加えて、楳埜は今年東京ワンダーズが2部リーグに昇格しない場合は報酬0円という契約を行っていました。

桂木はもう一つチームにスパイスを加えます。

それはスポーツ新聞記者の星川に対して暗に「今年2部リーグに昇格できなかったらチームは消滅してしまう」という情報を流したこと。

この情報によって危機感を抱きつつチームは合宿へと向かいます。

沖縄で合宿をする東京ワンダーズをよそに千明は備後の元で野球チームでの練習を続けていました。

備後から本気で野球を薦められるほどに上達した千明は沖縄キャンプに合流する事になりますが、東京ワンダーズの攻撃の主軸であり、元海外組である目白主水が千明の加入にケチをつけると攻撃派閥と守備派閥で練習試合を行うことになります。

練習試合の結果と概要
攻撃派閥(目白)vs守備派閥(吉永、千明)

前半 1-1
後半 0-0
最後までの描写はなし

【得点】
目白、猿橋

【ハイライト】
千明は野球練習で培った落下地点予測から良い守備をみせるが、目白に落下予測を逆手に取られて失点
しかし、吉永のアドバイスで制空権を得ると正確なキッキングでチームの活力を与え得点に貢献
千明は目白にも認められます。

3部リーグ開幕

練習試合で存在感を見せた千明ですが、それ以外の普通のプレイに穴が多かった為、1軍メンバーには入れません。

楳埜は千明の目を育てる為、ウナゴン(着ぐるみ)に入りゴール裏から試合を観戦するように指示する中、3部リーグが開幕します。

3部リーグ 第1節vsAS RYOMA
前半 0-1
後半 0-0
合計 0-1

【ハイライト】
試合開始から今までにない守備体系であるハイライン、ハイプレス戦法を敷きます。
序盤はオフサイドトラップを誘うなど機能していましたが、選手の疲労が大きくなったことで守備にほつれが出て敗戦してしまいます。
3部リーグ 第2節vs出雲エイトミリオン
合計 0-3
3部リーグ 第3節vsジェネオット和歌山
合計 0-2
3部リーグ 第4節vs函館36ers
合計 0-4

開幕から4連敗した事でサポーターは激怒し、監督に抗議しようとします。

楳埜と桂木はサポーターの前に出ていき真摯に謝罪。
ウナゴンから出てきた千明も次は勝つと宣言し、その場を終息させます。

楳埜は騒動を終息させた手柄も含めて次の試合で千明を出す事を明言します。

3部リーグ 第5節vs四日市コンビナーズ
前半 0-0
後半 1-1

引き分け(合計スコアの明記なし)

リードされた迎えた後半戦、楳埜はフォワードとして千明を出場させます。

落下地点予測能力の高い千明はマークを振り切りポストプレイを成立させると初ゴールを挙げます。

3部リーグ 第6節vs愛媛エグレット
引き分け(合計スコアの明記なし)
3部リーグ 第7節vs境エゴーズ
引き分け(合計スコアの明記なし)

3連続引き分けで勢いに乗ってきつつある東京ワンダーズだが、吉永が練習中にケガをして病院に運ばれてしまいます。

千明をCBに下げて8節以降の試合に臨むことになります。

3部リーグ 第8節vsフェニックス長岡
勝利(合計スコアの明記なし)

キャプテンとして試合に登場した千明は役割をこなそうと無難なプレイに終始していたが、副キャプテンの蛯沢の激によって積極的なプレイを心掛けるようになります。

普段は地味なプレイスタイルを見せる蛯沢だが、千明への激から自らも奮起してゴールを決めると公式戦初勝利を決めます。

このタイミングで東京ワンダーズの親会社(スポンサー)がチームを見捨てて桂木が全権委任を行う事が決まります。

3部リーグ 第9節vsビンゴ備後福山
前半 1-0
後半 1-1
合計 2-1

ビンゴ備後福山戦の後に吉永は手術をする事になります。

次節はJ1からレンタル移籍をする事になった西浦がいるマルシャミーオ滋賀との試合になります。

西浦は千明が高校時代に歯が立たなかったライバルとなるプレイヤーで、千明は体格の似た岡部と特訓を行う事で対策を行い滋賀戦に挑みます。

3部リーグ 第10節vsマルシャミーオ滋賀
前半 1-0
後半 0-4
合計 1-4

千明は西浦を完璧に抑えますが、西浦のマークに集中し過ぎた影響で守備陣形を崩してしまった事で守備が崩壊。

東京ワンダーズは大敗を喫し、千明はレギュラーを外れます。

自らの反省点が分からない千明は入院中の吉永の元へ行き、猿橋と共にサッカーの陣形に関する勉強を始めます。

3部リーグ 第11節vsムジーツェン郡山
スコア記載なし

吉永との勉強の効果があり猿橋の調子が上昇した点と千明が再びレギュラーを外された中でCBを任された二本柳らが奮起して東京ワンダーズは復調してきます。

ここから3部リーグは後半戦へとシーン転換します。

3部リーグ 第24節vs出雲エイトミリオン
前半 1-0
後半 1-0
合計 2-0
3部リーグ 第25節vsマルシャミーオ滋賀
前半 1-0
後半 1-1
合計 2-1

滋賀戦では勝利を収めたものの千明は試合に出場せず

10節以降調子を戻した西浦は活躍を見せる中で試合終了後、千明に話しかけます。

千明をライバル認定して日本代表を目指そうと激を送られると吉永と同じ時代に日本代表だった河野からの激を入れられます。

そして、ケガでリハビリをしていた吉永が遂に復帰。

レギュラー組を相手に紅白戦を行い、気合の入ったプレイを見せます。

3部リーグ 第30節vs境エゴーズ
前半 1-0
後半 1-0
合計 2-0

30節を終えた時点で、徐々に調子を上げてきた東京ワンダーズは残り4試合で昇格圏内の2位まで勝ち点5差となります。

3部リーグ 第31節vs函館36ers
前半 0-0
後半 1-0
合計 1-0

函館戦では吉永がベンチ入りを果たす一方でエースの目白主水もベンチスタートとなります。

毎年、後半戦になると調子を落とし「ミスターフォーク」と呼ばれている主水ですが、吉永からの指摘で自らを見直します。

練習試合を経て主水は自分が調子を上げ過ぎて、周りと呼吸が合わなくなっていた事に気付きます。

3部リーグ 第33節vsジャオネット和歌山
スコア表記なし

チームとして完成された東京ワンダーズはその後も好調を維持して最終戦へと向かいます。

東京ワンダーズは1位の函館36ersとは勝ち点3差、2位のASリョーマ高知とは同じ勝ち点ながら得失点差で負けている為、2部リーグ昇格の条件は勝利のみとなります。

楳埜はずっとCBには境と二本柳を使ってきましたが、メンタル面を重視して最終戦のCBには吉永と千明を出場させます。

3部リーグ 最終節vsASリョーマ高知
前半 0-0
後半 2-0
スコア 2-0

試合は終始東京ワンダーズが優勢に進めるも決定機を決める事が出来ずに双方無得点。

秘策を持つ千明、蛯沢、主水らがそれぞれ狙いを持ちつつ後半戦へと突入。

蛯沢は武野と一緒にスローイン(ロングスロー)の練習をしており、武野のロングスローから千明を囮にして主水がゴールを決めます。

残り時間で猛攻を仕掛けるASリョーマ高知を必死に止めようとプレイする中、DFの二本柳を投入。

パワープレイが続く中で吉永は激しい接触を経験しながらなんとか新堀らの猛攻を耐え凌ぐとカウンターで岡部がゴールを決めて、そのまま試合は終了

東京ワンダーズは2部リーグへの昇格を決めます。

シーズンオフ、そしてU22代表合宿へ

吉永は現役続行を決意し、桂木社長は来シーズン河野敦彦をGMに迎えて2部リーグへの体制を整えていきます。

河野はU-22代表の戸澤監督と知り合いだったため千明を代表候補へと売り込むと好奇心旺盛な戸澤はU-22キャンプに千明を呼ぶことを決めます。

キャンプに入る東京ワンダーズ

千明は落下地点予測に磨きがかかり、空中戦への強さをより一層強化させますが、フォーメーションを見失う事が多くなり、楳埜はFW転向を視野に入れて今後の計画を練ります。

チームとしての問題を抱えながらも千明はU-22代表に呼ばれて合宿へ参加します。

U-22代表合宿が開始となります

U-22代表は50人と大勢が呼ばれ3部リーグで戦った西浦も参加しました。

田原ら有力視される1軍、控え候補の2軍、最も低ランクの3軍と分けられ移動のバスや宿舎も分けられた中で合宿が始まります。

合宿初日でランニングテストが行われ10km以上の距離を走らされますが、千明は身体能力の高さを発揮して1軍の田原と同率で1位となります。

ランニングで1位をとったものの3軍の宿舎から変わらない千明
翌日から戦術分析官であるゲオルク・フリードリヒ・ラングネルが発明したシステム「O・E・T」によって動きを分析される中で紅白試合が組まれます。

O・E・Tとは
カメラで選手の動きを撮影・録画しながら選手の動きが適正であるかどうかを評価する動画解析システム
SSランクからEランクまで7段階で選手の動きをリアルタイムで評価する。

『O・E・T』は「大岡・越前守・忠相」の略

ヘディングシュートを決めるなど活躍を見せる千明ですが、守備面でD評価を連発するまずいプレイをみせて紅白試合は終了

しかし試合終了後にはS評価を連発していた田原が美味しい料理を目当てに自ら申請して3軍宿舎に来ており、夜千明らと練習するようになります。

田原は千明がトレーニングゲーム中に目を瞑りながら守備についている姿を見ていました。

千明は目を開いていると考えるよりも先に行動してしまう事で守備のシステムを崩す事を懸念して、目を閉じて一歩反応を遅らせている事を田原に話すと、田原は次のトレーニングゲームでは目を開いて試合に臨むよう助言をします。

田原の助言で千明の動きは良化。
戸澤はゲオに千明の動きを分析するように命じるのでした。

ー 13巻までのあらすじとなります ー